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VinLinux 6.2のインストール(32bit 3T_HD ok!)
http://vine.knkru.com/contents/install.html

USBメモリでブートしてインストール
3TB HDDの領域全て使用するためにGPTディスクとします
インストール時、HDDは1台のみ接続 インストール中設定を変更したところを記します

BIOS設定

インストールイメージの入ったUSBメモリを挿し起動、BIOSへ

SATA as IDE/AHCI→AHCI
USB Boot→Enable
UEFI Boot→Enable ※1
Boot Drive Order→USBメモリを1番

インストール

PCを起動しインストールを開始

GUI画面まで進んだら、
★ Ctrl+Alt+F2でコマンドラインに切り替え、Partedを使ってGPTパーティションを作成します

sh-4.2# parted /dev/sda

GNU Parted 2.3
Using /dev/sda
Welcome to GNU Parted! Type 'help' toview a list of commands.
Partedが起動したら、インストールするHDDを p コマンドで確認

(parted) p
Error: /dev/sda: unrecobnised disk label ←新品だとパーティションテーブルがないためError表示
※ これ以降の操作でHDDは初期化され、データが全て消えます

GPTディスクに設定

(parted) mklabel
New disk label type? gpt    < or msdos >
Warning: The existing disk label on /dev/sda will be destroyed and all data on this disk will belost. Do you want to Continue?
Yes/No? y
パーティションを作成

Startを0%で指定すると自動的に適切な開始位置に設定してくれます、
Endと次のパーティションのStartに同じ値を指定し、最後のパーティションでEndに100%と指定

(parted) mkpart
Partition name? []? ←入力なしEnter
File system type? [ext2]? 入力なしEnter
Start? 0%
End? 350M ※/bootに割り当てる容量

(parted) mkpart
Partition name? []? 入力なしEnter
File system type? [ext2]? 入力なしEnter
Start? 350M
End? 50G

(parted) mkpart
Partition name? []? 入力なしEnter
File system type? [ext2]? 入力なしEnter
Start? 50G
End? 100%
作成したパーティションの確認を頻繁に p で確認した方がよい。

(parted) p
Model: ATA WDC WD30EZRX-00D (scsi)
Disk: /dev/sda: 3001GB
Secter size (logical/physical): 512B/4096B
Partition Table: gpt

Number Start  End   Size  File system  Name  Flags
1    1049kB  320MB  319MB
2    320MB  55.0GB  54.7GB
3    55.0GB  3001GB  2946GB

(parted) align-check
alignment type(min/opt) [optimall]/minimal? opt
Partition number? 1
1 aligned

(parted) q ←partedを終了

sh-4.2# _
q でpartedを終了
align-checkの結果、alignidが表示されればアラインメントが適切に調整されている・・・と思います
ここではGPT設定のみでいいのですが、アラインメントの調整を自動でやってくれるので、parted でパーティション作成までやっています

★ Ctrl+Alt+F6キーでGUIに戻り、インストールを進めます。


以下変更した箇所

インストールの種類 > サーバー
ディスクパーティションの設定 > Disk Druidを使用して手動パーティションを設定
ディスクの設定 (詳細は後述)
ネットワークの設定 > DHCPのチェックを外し、当サーバー機に割り当てるプライベートIPアドレス等を設定
パッケージグループの選択 > サーバおよび開発の項目全てにチェックを入れる
ディスクの設定について

新規(W) 編集(E) 削除(D) リセット(S) RAID(A) LVM(L) 6つのボタンの下の一覧、/dev/sda以下に

/dev/sda1
/dev/sda2
/dev/sda3

このように作成したパーティションが表示されているので、これを編集
/dev/sda1を/boot用に、/dev/sda2、/dev/sda3を、それぞれLVM用に設定します

/dev/sda1をタブキー、テンキー等でハイライトして編集ボタン押下(ボタン押下は、Alt+括弧内のアルファベット) 開いた編集ウィンドウで
マウントポイントを、/bootに
このパーティションタイプでフォーマットを選択し、ext4に設定
OKボタン押下

/dev/sda2、/dev/sda3共に同じ要領でそれぞれ編集ウィンドウを開き
このパーティションタイプでフォーマットを選択、physical volume(LVM)に設定しOKボタン

下のサンプル画像のように設定できていれば次へ進みます

パーティション,LVM

システム用のVGを作成し、VG内にLVを作成します
ここでは、例として、swapと / ,/usr ,/var ,/home をマウントする5つのLVを作成

LVMボタンを押下、開いたLVMボリュームグループを作成ウィンドウで

ボリュームグループ名: デフォルト(変更可)
物理エクステント: 64MB
使用する物理ボリューム: sda2のみチェック
追加ボタンを押し、論理ボリュームを作成ウィンドウを開く
マウントポイント: 空白
ファイルシステム: swap
論理ボリューム名: デフォルト(変更可)
容量: 割当てる容量を入力
OKボタン押下
これでswapを割当てるLVができました、以下4~9を繰り返し割当てたいマウントポイントの数だけLVを作成
5に順次 / ,/usr ,/var ,/home
6に ext4
8に適宜容量を指定 (最終回は最大容量を)
LVMボリュームグループを作成ウィンドウの空き領域が0.00MBを確認後、OKボタン押下で閉じる

次に動画等データ用に2つ目のVGを作成
同じ要領でLVMボタンを再度押し、作成ウィンドウを開き設定します

ボリュームグループ名: デフォルト(変更可)
物理エクステント: 64MB
使用する物理ボリューム: sda3にチェック
追加ボタンを押し、論理ボリュームを作成ウィンドウを開く
マウントポイント: /data
ファイルシステム: ext4
論理ボリューム名: デフォルト(変更可)
容量: 全ての容量
OKボタン押下
パーティション,LVM

サンプル画像のように表示されていることを確認後、次へ押下、警告ウィンドウが出るので、フォーマットボタン押下
以上でディスクの設定は終了

ネットワーク設定

編集ボタン押し、「DHCPを使用して設定の」チェックを外す
IPアドレス 192.168.0.200
ネットマスク 255.255.255.0
OK
ホスト名、手動設定 MyServer ゲートウェイ 192.168.0.1 ルーターのIPアドレス
DNS 192.168.0.1 ルーター

言語等を確認しつつ進め、Rootパスワードユーザー名を入力
パッケージグループの選択、サーバー、開発で必要なものにチェック

インストール後再起動して完了

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LVMの構成要素
LVM(Logical Volume Manager)では、以下の要素から構成されます。

物理ボリューム(physical volume)
ボリューム(volume group)
論理ボリューム(logical volume)
次から、それぞれについて説明していきます。


(2)物理ボリュームの作成
物理ボリュームはパーティション単位
ディスク単位でないことに注意
物理ボリュームの作成は以下の手順となる
該当パーティションのIDを0x8Eにする
/usr/sbin/pcvreteでパーティションを物理ボリュームとして初期化

物理ボリュームの作成
物理ボリュームはパーティション単位で管理されます。
したがって、1つのディスクを1パーティションとし1つの物理ボリュームとしても構わないし一部分だけをLVM用のパーティションとして確保して、1つの物理ボリュームとしても構いません。
もちろん、1つのディスクを複数のパーティションに分割して、複数の物理ボリュームを作成することもできます。


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例えば新しいHDDを追加した場合はそれが/dev/sdbなどとOSから認識されます。
まっさらなHDDをpartedで第一に行うべき操作はラベルを与えることです。
ラベルはmsdosもしくはgptを指定します。2TB以上のサイズであればgpt、そうでなければmsdosでOKです。

# parted /dev/sdb
(parted) mklabel msdos ( or gpt )

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